登校

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「じゃあ、シスコンの意味もしってるよな」 あんまりこの手は使いたくないだって 「うー知らない」 しょんぼりする雫を見るとかなり胸が痛むからだ 俺はしゃがんで雫の頭に軽く手を添えて 「雫はまだ子供なんだから少しずつ知っていけばいいんだよ」と言って頭を優しく撫でる 「旬にーちゃん」 「なんだ?」 「雫がね 大人になったら教えてくれる?」 「ああ、もちろん」 「指切りしよ」 雫はちっちゃい小指をピンと立ててくる 俺も同じく小指を立てる 小指同士を絡ませて 「「ゆびきりげんまん嘘ついたら針千本のーます ゆびきった!!」」
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