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「つーか、なんで賢太は道の隅でむせび泣いてたんだ?」
「聞いてくれんの?」
「聞いてやるよ、俺ら親友だろ」
きっと笑える話に違いない
「実はさ―」
話が長いので割愛するが大体こんな話
3時間並んで買ってきた高級プリンを姉に食われたらしい
「どんまい」
優しく賢太の肩に手をそえる俺
「笑い堪えながら言われても説得力皆無なんだけど」
「慰めてやろうと思う俺の気持ちだ
親友だし」
「親友って言葉、使えばなんとでもなると思うなよ」
「ばれたか、馬鹿のくせに」
「ほんと!!旬って鬼だ」
「自分に正直に生きてるだけだ」
「生きすぎだ」
賢太をおちょくりながらも学校に到着した
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