定番として不安は胸をよぎる

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現在高校1年生の彼女の苦い人生は… 中2から始まり今もまだつづいている。 暑さで目が醒めた。 こんなこと産まれて初めてだ。 時計は午前5時15分を指して今もまた時を刻み続けている。 微かに汗が体をぬらしていてなんだか気持ち悪い。 雅は覚醒したようなはっきりした脳みそでぼんやりと思いをめぐらていた。 そして ふと自分の汗ばんだ体に目をむけて愕然とした。 手が胸にのっている…… 誰のだっ! 焦って手の先を探すとそこには一人の成人男性が可愛らしい寝顔を雅に向けていた。 この男の名前は 長滝工(ながたきたくみ) 雅との関係は雅の従姉のメル友という他人に分類される。 なぜ一緒にベットで寝ているのか雅は懸命に思い出そうとした。
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