定番として不安は胸をよぎる

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雅は手が退くのを期待しておとなしくしていたが 工の手は胸から下半身の両足の間へと滑り落ちた。 っ!? 雅は肉体を硬直させた。 今迄にそんなトコロ誰にも触られた事などない。 早く目を覚ませょ! それでも工は目を覚ましはしない。 雅は焦り心臓の鼓動が早くなるのを感じた。 ったく、こいつは俺と誰を間違ってるんだか知らないけど、気付くまでそっとしといてやるか… そう思った雅だがそれこそが大間違いだったのだ。
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