部をつくろう!

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顧問決定から三日後の昼休み。五人は屋上にいた。 あれ以降五人は昼ご飯を一緒に食べているのだ。 と言ってもまだ二回目なのだが。 そして今日は美桜がみんなの分のお弁当を作ってくれていた。 弁当箱の中の料理はどれも美味しそうだ。 「それじゃあ、いただきま~す」 「どうぞ召し上がれ~」 美桜の言葉を合図に陽菜と大輝ががっつく。 「美味いよ美桜ちゃん。店だせるよ。」 「本当美味い。お金とれるな」 二人の言葉を聞いて嬉しそうな顔をする美桜。 「たくさんありがとね。作るの大変だったでしょ?凄く美味しいよ」 「ありがとう。大変じゃないよ~。好きで作ったんだし。それに美味しいっていってもらったり、美味しそうに食べてもらうと嬉しいし」 拓海の言葉に楽しそうに答える美桜。 「本当料理好きだね。あ、そうだ。創部申請書だけど部長と副部長ってだれにするの?」 紗夜の言葉にばくばく食べていた二人の動きが止まる。 「はい!はい!私が部長やりたい」 「いや部長は俺だな」 睨み合う二人。 「うーん、どちらが部長でも駄目な気がする」 そんな二人をみて紗夜が呟く。 残りの二人もそれには同意だ。 「よし、二人ともストップ。それじゃあ五人でくじ引きして決めましょ。二人とも譲りそうにないし」
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