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そんな拓海の肩に紗夜の手が置かれる。
「貴方も大変ね」
その言葉で拓海は紗夜が同じ立場だと察する。
「なんでも部かぁ。なんで却下だったの?」
腹を抱えうずくまっている大輝を指で突きながら陽菜が言う。
「えっ、えっとまず人数が五人以上と顧問の先生が必要だって。(まあそれ以前に内容がアウトなんだけど)」
その言葉に心の中でガッツポーズをする紗夜
「えっ?五人いるの?ウ~ン、ならこの五人でつくればいいじゃん」
陽菜は少し考えポンと手を叩く。
「げほっげほっ なるほどとりあえず部を立ち上げなきゃだから賛成だぜ」
ようやく痛みから解放され立ち上がる大輝。
「あの~それはいいんですけど……。話し合うにしても場所変えた方が良いと思いますよ~」
意気投合しハイタッチしている陽菜と大輝に美桜が言いにくそうに言う。
「えっ……。あっ」
ハイタッチしている二人の後ろには怒り顔の先生様が……
--教室
「はい、改めて僕が荻原拓海(オギハラ タクミ)でこっちが杉田大輝(スギタ タイキ)ね」
紗夜の司会で自己紹介からスタートすることになり拓海が自己紹介をする。
その後女子が自己紹介をして挨拶を終える。「それでどうするの?なんでも部もあそ部もぷれい部もどれもアウト確実そうだけど」
紗夜が話しを進めていく。
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