屋上と談話室

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「俺、捺の愛人になろっかな」 「なんで?」 「だって、ダーリンいるんでしょ?」 「うん。でも、レンレンみたいな愛人いらないし。嫌いだし」 ピクリとボタンをはずしていたレンレンの手が止まった。 んー…どうやら、俺の何気ない一言がかなりダメージを与えたようですね。 夢咲捺は¨何気ない一言¨を使った。佐々木蓮哉に150のダメージ。佐々木蓮哉は倒れた。やったー、佐々木蓮哉に勝ったぞ!! という、有名なポ〇モンの戦闘シーンみたいだ☆ 「捺……俺のこと嫌い?」 「キャラは好きだけど、してることサイテー」 「…………わかった。やめる」 「おっ☆マジか…!」 どうにかシャツを脱がされる寸前でやめてもらえた俺は、ガッツポーズをとる。 これで喜色のとこに行けるわ。 は、早く会いたかったわけじゃないんだからねっ…! 「ねぇ、捺?」 「ん?」 俺から体を離してくれたレンレンが、俺のシャツのボタンを直しながら尋ねてきた。 あらやだ、この子可愛い。 「俺と友達になって?」 さっきまで余裕こいてたレンレンがしょんぼりした顔で俺に尋ねてきた。 もしかして、レンレンには友達がいないのだろうか…。 まぁ、確かにこんなことしてるようじゃ、友達も減るわな。
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