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私は鰻朔太郎。
目の前には死体の山がある。
全員、私が殺した。
理由はない。
いやある。
全員が私の教え子なのだ。
だから殺した。
ただそれだけのことだ。
いずれ私も何かに命を奪われるときがくる。
彼らはそのとき恩師の死に嘆き悲しむことだろう。
だから先に殺してあげた。
我ながらいい教師になれたと思う。
さてと。
次は親か兄弟か。
妻は最後にしておこう。
恐怖に怯える妻はこの上なく美しい。
悪い亭主である。
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