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再び自宅へ向かって歩を進める俺と華蓮。
さて何が何だかわからないと思うので、自己紹介の続きをしよう。
俺には生まれつき変な能力があった。
紙現術(しげんじゅつ)といって、紙に書かれた作者の想い…つまりキャラクターを召喚するという術だ。
華蓮もそれによって召喚した俺のオリジナルキャラだ。
これで華蓮が人間じゃなくて、結界が使えたりする理由がわかってもらえただろうか?
では次だ。
紙現術を使えるのは俺だけじゃない。
数は少ないが、何人もいると聞いた事がある。
そして中には悪用する奴もいる。
そんな奴がだいぶ前からキャラを召喚し、街に送り込んでいるらしい。
目的が何なのかはわからないが、俺はそれを退治して元の姿に戻す仕事をしている。
ちなみに送り込まれるキャラは、ほとんどが盗まれた物で、紙に戻ると作者の元へ帰っていく。
これで今の青年との一戦についてもわかってもらえただろうか?
まあ、その他にも色々と細かい事はあるんだが、それはまたの機会にしよう。
さてと、自宅に着いた。
中に入るとしよう。
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