【序章・俺って不幸?】

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(俺っちは、結城燿臣〈ゆうき あきおみ〉って名前のしがない高校生だ。  俺の今の状況は至ってまずい  だって、俺を中心に周りを見渡せば、白眼むいて口から泡噴いてる少年A   腕があらんほうに向いて気絶してる少年B  その他etc.喧嘩売られて、買ったは良いが………うん…やり過ぎた!  誰かが言ってたな、人間は失敗をして成長する生き物だって、考え事してる場合じゃねぇよ!!  段々とサイレンの音が近付いてんじゃん! 捕まりたくねぇし早く逃げるか!って何処に行けば良いんだよ!! 「あ゛ァー!、メンドクセーって、えぇー、なんでもうサツに囲まれてんだ?俺…」  それもそのはず燿臣が悩んでる間に10分の時が経っていた。 「君、少し話を聞きたい」 警察官が少しずつ燿臣に近付いて来た、 「俺に触るんじゃねぇ!!」 燿臣は、掴み掛かる警察官を咄嗟に殴ってしまった 「暴力行為及び、公務執行妨害で逮捕する。 逃げられると思うな!」 警察官達に怒りの色が浮かぶ 「ざけんなっ、俺は逃げる!」 そう言うと、警察官達の隙間を駆け抜け 、走り去ろうとする 「追え、逃がすな!」 「俺達は先回りするぞ!」 「こちら318号、容疑者が北方面に逃走 応援を要請する!」
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