Dystopia

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おとぎの国の重大事件 何者かが青虫を 発見者は5歳になる女の子 お花畑に冠を作りに来たところだった 犯人は靴跡からすぐにわかった いつも花の手入れをしているお婆さんだ 供述によると故意であることを認め葉っぱをたべてしまう青虫が憎かったとのこと そしてこう続けた “今捕まってよかった でなきゃいつも花を摘みに来るあの娘を肥料にしてしまっていた”と 取り調べを行っていた犬のお巡りさんはその話を聞いて泡を吹いて倒れたという 事件後おとぎの国は少しずつ変わっていった 発見した女の子は 悪夢にうなされ続ける 踏み潰され緑色の液体が噴き出るというものだ 花畑は持ち込まれた雑草の種子のせいで緑一色になり 数年後コガネ虫が買い上げ大型ショッピングモールが建つ そのおかげで国中にぬいぐるみが誰の手にも渡る様になった 女の子はそこの従業員になり 毎日死んだ目で笑顔を振りまく 王子様が来ず眠り続け姫 シンデレラは召使いのまま これが私の物語
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