3

39/40
12219人が本棚に入れています
本棚に追加
/536ページ
「二階堂・・・」 真中の声に振り返る 「あの、ごめん。 仕事で、イライラしてて・・・ あと少しで終わるから、 近藤さんのハンバーグが食べたいな」 『食べたいな』って、畜生。 可愛すぎる。 「わかった、下で待ってる」 『すぐ、終わらせる』と小走りで戻っていく後ろ姿を見て、思わず頬が緩む。 「課長、婚約者の後ろ姿見てニヤニヤとか気持ち悪いですよ」 いつの間にか、背後に桜井が忍び寄っていた。 「気のせいだ」 「そうですか? あ、そうだ、課長、今度先輩と温泉に行ってきますね」 「は?」 桜井の唐突な言葉に思考がついて行かない。 「何だか、先輩行き詰ってるみたいなので、息抜きでもって話が昨日出まして」 昨日? 「私の知り合いが、温泉地で働いてるんで・・・ 課長も来ますか?」 「桜井と?アイツが行きたいって言ったのか?」 「半分、私の強制ですが」 行き詰ってるって仕事が?
/536ページ

最初のコメントを投稿しよう!