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「…別れよう」
―‥
「…は?」
「…いきなり、ゴメン」
「好きな子ができたんだ…」
―‥私、夏目 千聖は
今日、唐突に別れを
告げられました。
しかも、好きな子が…
「…そっか!幸せになりなよ!」
千聖は満面の笑みを浮かべて
言った。
「…ありがとう
じゃあな…」
『元彼』は振り返ることなく
もと来た道を歩いていった。
♯♯♯
「‥ん」
あの後、どうやって
帰ってきたのか覚えてないが
自分の部屋にいるってことは
なんとか、帰ってきたんだろう。
―‥学校、行かなきゃ…
重たい身体を引きずって
学校へ向かった。
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