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「おっはよー!千聖!!」
浮かない顔をしている千聖に
後ろから､『誰か』が
抱き付いた｡
「…あぁ､茉李」
「どした?､浮かない顔して…」
茉李､と呼ばれた彼女は
河野 茉李(ｶﾜﾉ ﾏﾂﾘ
千聖の親友にあたる｡
「ちょっと…いい?」
「…?」
♯♯♯
「…あのね」
千聖は行き場の無い想いを
茉李に打ち明けた｡
「別れたんだ｡」
「…鳴海くんと!!?」
「…うん､他に好きな子が
いるんだって」
鳴海､それは千聖の『元彼』の名前｡
「…あんなに仲良かったじゃん」
―‥なんで､茉李が
泣きそうな顔するの…?
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