バイト。

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《チリン…♪》 店のドアについている カウベルがか細い音をたてた。 「すみませーん!!  バイト希望の河野ですけど!」 茉李は以前からバイト希望を していたようで 名前まで叫んだ。 「はーい!  あ、こないだの…!」 と、元気な声で返事をしながら 顔を出したのは 小柄で、この店の雰囲気に にている女性が出てきた。 「友達も連れて来ちゃいました」 「ども…」 「助かるー!! 人手不足で  困ってたのよ…」 「さっそく、明日から  お願いできるかな?」 「はい!」 茉李は、かなりご機嫌だ。 「それと、えーっと…」 「…私、ですか?」 「うん!名前教えてくれないかな?」 「夏目千聖…です」 「素敵な名前ねー♪  私は、この店の店長の  真宮 鈴(マミヤ スズ  といいます、よろしくね!」 「はぁ…」
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