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「あの人たちが
私の言ってる人たちなんだけど…」
「あー…カッコいいね」
茉李の指差した方向にいる
男性店員のうち1人は
前髪に少しパーマが
かかっていて、優しそうな人。
もう1人は
少し明るめの茶髪で
クセのない髪型で
笑顔の絶えない明るそうな人。
世間的にはイケメンで
通っていくだろう。
「…でもなぁ」
茉李が眉を下げて話した。
「あの、黒髪の方の人
彼女いるんだって」
「つーか、ここで働いてんの」
「ふーん…」
―‥興味ないけどさ。
千聖は昨日、別れたばかりで
あまり興味を持てない。
「…まぁ、今日は帰る?」
「うん」
仕事の流れは一通り見た
千聖と茉李は家路についた。
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