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「う……ううん」 幸子は思わず返事をした。 どう考えても啓太は自分のことを『香』として話をしている。よくよく連絡ノートに書いてあった内容を思い出してみると、どう考えても数人のやり取りがあった。 そして初めの方には『多重人格者』の文字も…… 頭の中で整理をしてみると、どうしてもある状況だけが一本の線で繋がるのだ。 《人格》 「啓太……さん……」 啓太は驚いた顔をした。 「さ、幸子さん?」
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