1518人が本棚に入れています
本棚に追加
北川くんが、私の後ろに視線をうつし、
「おう、神谷」
と声をかけた。
私はドキリとして振り向いた。
私のすぐ後ろに神谷くんが歩いてくる。
「北川、おす」
神谷くんはそのまま私の横を通りすぎ、教室に入っていった。
「じゃね、辻、須藤」
北川くんは、笑顔で私達に手を振り、神谷くんに続き教室に入っていった。
ちょうど予鈴が鳴った。
「うちらも行こ」
「うん……」
涼ちゃんに言われて私も教室に入った。
……また話せなかった……。
少し、落ち込んだ。
最初のコメントを投稿しよう!