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私は、いつから現実世界から離れてしまったのだろうか。
今は夢の中の住人。
私は夢から出られない。
私と同じ人はいるのかな。
…いないよね。
みんなの声が聞こえない。
学校に戻りたい。
早く学校に…。
私は「大津 楓」
今はそう呼んでくれる人はいないけど、現実世界にいた頃はそう呼ばれていた。
悲しいな。
今は誰も私を呼んでくれない。
誰も私を捜してくれない。
私はいつも一人ぼっち。
でも、こんな私にも友達はいる。
それは、未来という男の子。
私が勝手に友達と呼んでいるだけかもしれないけど、私にとっては、初めての存在かな。
でも、毎日は会えない。
だって彼は夢の中に生きてる訳じゃないから。
彼に会えるのは少しだけ。
でも、私にとっては楽しい時間。
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