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その日の夜中。
俺は何かの気配を感じ、目が覚めた。
そして外を見てみると、暗闇に染まった外でしか無かったのである。
また寝ようと思い、カーテンを閉めようとした途端にいつもより酷い頭痛が走った。
『うぅ…』
頭を押さえながら一階へ行くと、ある部屋から物音がしていた。
俺は気になりそこの部屋に行くと、知らない顔の男が何かを探すようにガサゴソと音を立てながら探している。
『ねぇ、あんた誰?』
様子が可笑しいと思い、扉を開け男を睨みながら恐る恐る問いかけた。
「フフフッ…君が赤羽直樹くんだね。」
『そう…だけど…。』
微かに恐怖心が芽生えた。今にも逃げ出したくなる。
「君を探していたんだ。来て貰うよ。」
『えっ?』
一瞬でその男は消え、目を見開きながら周りを見渡すも俺の視界からは、あの男の姿は消えていた。
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