*一章

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私は意をけして言った 美「ま。何て優しい方!私の家は代々伝わる西園寺グループの娘なんですけどこういうお上品なお言葉使い難しくて」 西園寺グループというのは 世界に何個もある会社のことだ 紗「そうなんだ…」 お金持ちとゆかりも縁もない 私はよくわからないのだ 友「あ。」 急に友梨が話し始めた 美「どうしたの?」 友「もしかして…麗夜くんと響介くんって…」 美「今さら?上野麗夜と言ったら総合病院の息子。」 え…お金持ちなの? 私のママは看護婦さんだけど そこまでお金持ちぢゃないし ママから聞いた話しだとパパ カメラマンだったらしい… 友梨は少し暗い顔をした 友梨が言いたいことはわかる きっと婚約者が現れるんだろうと 心配しているに違いない 美「大丈夫よ。婚約者になろうという方は居てもあの方達が断るわ」 紗「え?」 私と友梨は目を丸くして聞いた 美「現に響介様は婚約者の面談お断りしたわよ?響介様のお父様は仕方あるまいと言ったらしいわ」 そうだったんだ。 紗「麗夜は?」 美「麗夜様は総合病院の息子というだけでお父様は無関心お母様も無関心ですわ」 そうだったんだ。まぁその無関心 については私聞いたけどね
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