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蘭「そーいえば、新一ってレーズンが駄目なのよね」
新一「な、何だよ。悪いかよ?」
灰原「へえ、そうなの……」
蘭「懐かしいなー、小学校の頃、レーズンパンのレーズンをスプーンでちまちまほじくりだしてて、それ先生に見つかって」ニヤニヤ
灰原「へえ……」クスクス
新一「おいやめろ。さっきまで何となくギスギスしてたのに急に仲良くなってこっち見んな」
蘭「先生に注意されて涙目になりながらレーズン食べてた新一ったらもう」ニヤニヤ
灰原「……っ、想像してみたら中々愉快な表情ね」クスクス
新一「やめろ」
蘭「あ、ねえねえ、二人とも」
新一「あん?」
灰原「?」
蘭「あそこの洋服売り場の子供用の帽子、可愛くない?」
新一「んー、確かにな」
蘭「ほらほら、哀ちゃん、被ってみて」
灰原「べ、別にいらな――わっ」
蘭「わー、かわいー!」
新一「ほうほう……おい灰原、ちょっと鏡の前に立ってみろよ」
灰原「……」
蘭「可愛いでしょ?」
灰原「……」コクリ
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