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まあ色々あった訳だけど今は俺も高校に通っている。
そこまでいい所には行けなかったけど、
それでも姉ちゃんは褒めてくれた。
そんな姉ちゃんも今では結婚して幸せに暮らしている。
で、その相手の人、平沢慶さん。
まあ、俺の義兄さんなんだけど、
実はバツイチで二人の子持ちだった。
姉ちゃんが義兄さんと結婚するって言った時は
さすがに反対した。
いくら姉ちゃんが選んだ人とはいえバツイチの子持ち、
しかも姉ちゃんよりも十歳も年上だ。
でも反対する俺に姉ちゃんはこう言った。
「確かにバツイチで子持ちで私より年上かもしれないよ。
でもね、慶さんは私の家の事情を聞いても
自然に私に接してくれた。
私が皐のことで悩んでた時も
真剣に相談に乗ってくれた。
それだけじゃないよ、
他にも色々と慶さんには助けられてきた。
だからね
私はこの人と一生を共にしたいなって思ったの」
ここまで言われて反論出来るわけがなかった。
そして俺が高校に入るのと同時に
姉ちゃん達も結婚して姉ちゃんも家を出ていった。
だから俺は今産まれ育ったこの家で一人暮らし中というわけだ。
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