姉ちゃんの頼み事

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ふと時計を見てみる。 どうやら昔の事を思い出している内に どんどんと時間は進んだみたいだ。 「やばっ全然準備進んでねえ!」 急いで準備を整え明日に向けて 今夜は早めに就寝することにした。 で、翌日。 遅れると姉ちゃんに怒られるので 約束の時間より早めに着くよう家を出る。 そして今に至るわけだ。 「あつい~!  なんでこんな日に外に出なきゃならないんだよ…」 ブツブツと文句を呟きながらも姉ちゃんの家へと向かう。 「それより昨日の頼みは一体どういうことなんだ?」 姉ちゃんは今は専業主婦をしていて いつも家にいるから娘を預ける必要なんてないはず。 そんなことを考えていると姉ちゃんの娘達、 つまり俺の姪達のことが頭に浮かぶ。 確か最後に会ったのが姉ちゃんの結婚式で その時に上の娘が小学の上級生ぐらいで、 下の娘が下級生ぐらいだったから 今は中学生と上級生辺りだ。 
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