姉ちゃんの頼み事

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確か名前は… 上の娘が雪ちゃんで下の娘が春ちゃんだったかな? 以前会った時は 雪ちゃんは すごい人見知りしてた気がするんだけど今はどうなんだろう。 確か俺も話しかけたけど無視されたし…  春ちゃんは 雪ちゃんとは対象的ですごい人懐っこかったな。 元気いっぱいって感じで。 気づけば二人の姪の事を考えている内に 姉ちゃんの家の前まで来ていた。 「やっと着いた…」 とりあえず早く この灼熱から逃れたい一心でインターホンを押す。 ピンポーン しばらくして声が返ってくる。 「は、はい平沢です!」 明らかに姉ちゃんとは違う可愛らしい声だ。 俺はその声に向かって返事を返す。 「えっと、俺は姉ちゃ…美保さんの弟なんだけど」 「あっ!もしかして叔父さんですか?」    
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