卯月の出会い

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「ねえ僕のこと忘れてないよね?」 先程土方さんを笑いとばした総司って人が顔を覗かせた 「ひゃあっ…」 あまりの至近距離に上擦った声がでてしまった その反応に満足したのかその男は口角上げて微笑んだ 「いい反応だね。僕は一番組組長沖田総司。よろしく澪チャン」 「よ…よろしくお願いします‥?」 若干後ろにさがりながらも挨拶をした 「沖田くん雨宮さんが困っていますよ。」 「あれ?困らせちゃった?」 困っていた私を助けてくれたのは意外にも山南さんだった 助け船を出してくれた山南さんに対し、沖田さんは相変わらず飄々としている 「えっと‥あの…」 「すみませんね。彼はいつもこうなもので…挨拶が遅れました。私は新選組総長の山南敬助と申します。以後お見知りおきを」 「はい、よろしくお願いします」 「さぁ今日はもう解散だ。夕飯まで各自隊務にあたれ。 雨宮はまだここにいろ」 土方さんが最後をまとめ、各々の方々は部屋を出ていった .
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