363人が本棚に入れています
本棚に追加
「ねえ僕のこと忘れてないよね?」
先程土方さんを笑いとばした総司って人が顔を覗かせた
「ひゃあっ…」
あまりの至近距離に上擦った声がでてしまった
その反応に満足したのかその男は口角上げて微笑んだ
「いい反応だね。僕は一番組組長沖田総司。よろしく澪チャン」
「よ…よろしくお願いします‥?」
若干後ろにさがりながらも挨拶をした
「沖田くん雨宮さんが困っていますよ。」
「あれ?困らせちゃった?」
困っていた私を助けてくれたのは意外にも山南さんだった
助け船を出してくれた山南さんに対し、沖田さんは相変わらず飄々としている
「えっと‥あの…」
「すみませんね。彼はいつもこうなもので…挨拶が遅れました。私は新選組総長の山南敬助と申します。以後お見知りおきを」
「はい、よろしくお願いします」
「さぁ今日はもう解散だ。夕飯まで各自隊務にあたれ。
雨宮はまだここにいろ」
土方さんが最後をまとめ、各々の方々は部屋を出ていった
.
最初のコメントを投稿しよう!