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土方さんに呼び止められ、部屋に残った私は再び腰をおろした
「雨宮お前にはこれから男装をしてもらう」
「だ、男装ですか‥?なんでですか?」
彼の言葉に驚きながらもその理由を尋ねた
「ここが女人禁制だからだ。屯所に女がいると風紀が乱れちまうからな」
「なるほど‥土方さんって本当に近藤さんや新選組が大切なんですね…。」
土方さんが何より新選組を大切にしていることを彼と話しているときから気づいていた
ここを守るためだったらなんだってする。そんな強い意志をここに来たときから感じていた
「うるせぇ。とにかく明日から男装しろ。
いいな」
「はぁい…」
「お前の部屋へは総司が案内してくれる。それまではここにいろ
俺がいいてぇのはそれだけだ。」
そういいのこし、土方さんは部屋を出ていった
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