序章

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ーとある世界①にて。 「YaーHaッ!!」 「うぉりゃあああっ!!」 太陽が照らす中、二人の男が戦いの火花を散らしていた。 一人は、奥州筆頭と名高い独眼竜・伊達政宗。 もう一人は、日ノ本一の兵と言われている甲斐の虎若子・真田幸村。 二人は、好敵手であった。 「そんなんじゃ俺の首は取れねぇぜ真田幸村っ!」 「政宗殿こそ、天下などまだまだでござる!」 カキィン!と交わりあう刀と槍。 二人の間に入れるものなど何もなかった。 しかし…。 ゴゴゴゴゴゴ…!! 「what?!」「地震?!」 突然の大きな地震によって、二人はほぼ同時に膝を地に着けてしまう。 しかし、それだけでなかった。 地震は時間が経つほどに強くなり、 太陽がそれと共に政宗達を強く照らした。 「政宗殿っ!」 「真田!!」 その光に飲み込まれるように、 二人は消えていった。 ーその頃、とある世界②にて。 「仕事ねぇし、腹へったし、眼鏡だし…。」 「眠いし、怠いし、酢昆布なくなったし、眼鏡だし…。」 「「ホント、最悪だ(アル)。」」 かぶき町、万事屋。 そこにいたのは、仕事がないせいで金がない3人がいた。 「眼鏡関係ないだろーがっ! それに、元はといえばアンタ達がまともにやらないからだろっ!」 ↑地味な眼鏡・志村新八。 「だって、酢昆布ないんだもん。 やる気起きないアル。」 ↑夜兎族の摩訶不思議少女・神楽 「これも全て眼鏡のせいにしねぇと気がすまねぇんだよ。」 ↑万事屋オーナーにして侍道をもつ男・坂田銀時。 全くやる気のない二人と、いい加減殴りたくなってきた新八。 そんな時だった。 ゴゴゴゴゴゴ…!! 「地震?!」 「季節外れな地震アル。」 「空気読めよ地震。」 「いや、アンタ達何言ってんですか。」 弱い地震。 最初、3人はすぐ収まるだろうと思っていた。 しかし、地震は強さを増していく。 「∑うおっ!?」 「どんどん強くなってますよコレ!」 「とにかく窓開けろ窓っ!」 銀時は新八に命令し、新八はすぐに窓を開けた。次の瞬間、 「まぶっ?!」 光が3人を包み込み、その光に導かれるかのように消えていった。 ここから始まるのは、 長い長い旅。 これは、世界を救うための旅。 .
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