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「何だここ」
おかしいぞ、俺は確か学校に来た……………はず。
俺、こと神城菜央は眼前にそびえ立つこの、突然変異？とでも言ってしまいそうな巨大な門の大きさと、どこのお城？とでも聞いてしまいそうな門のデザインに半ば呆れつつ門を見上げる。
あ～、首が痛い。
数十秒でギブアップ。
「金持ち学園って聞いてたけど、ここまでとわ…」
俺はとある事情でこの、桜葉学園（チョーお金持ちな全寮制男子校）に転入することになったのだが、早くも不安が半端ないです。
いや、本気で。
あぁもぅいいや。
それよりも、「どうやって入るんだよ。てか、この門開くのかよ」
辺りを見回してみるが人一人いない。
ガシャン ガシャン
試しに門を押してみても、うるさい音がたつばかりでいっこうに門は開く気配を見せない。
「何これ、いじめ？」
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