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湊さんは煙草の煙を吸い、紫煙を吐きながら溜息を一つ溢した。
「そんなに切れんなよ。なにがあったか知らねぇし、どうでも良いが……。
奴らが全員悪とは限らねぇ。正義を履き違えるな」
湊さんは私を一瞥した後、レッドを見据える。
「それと、正義を語るなら、正義を名乗るなら全てを守れ。五体千切れようがなにしようが守り徹せ。一般市民に罵倒されようがなにされようが、黙って守り徹せ。
それが出来なきゃ部屋にでも篭ってろ」
言い終わった湊さんは又もや溜息を一つ溢し、煙草の煙を吸い、紫煙を吐く。
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