第3章「商品化」

6/6
前へ
/72ページ
次へ
「別にこだわらなくてもいいぞ。加工してもしなくても不都合はない。でも、加工した方がプランのバリエーションが増えるんじゃないか」 「……不都合はない?」 「え? ないだろ?」 そういいながら観用人間を殴るリベン。 その様子をメリーンは眉間にしわを寄せながら見つめた。 「叩いても殴っても何も反応しない奴をどうしようと俺達の勝手じゃないか。人間だって俺達を切り刻んで色んな事をしていたんだぞ」 「確かにそうですわ。でも……」 「まさか人間に同情しているんじゃないんだろうな? 殺したら可哀想だとか」
/72ページ

最初のコメントを投稿しよう!

59人が本棚に入れています
本棚に追加