プロローグ

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「プロリックガス爆弾投下を始めます」 「了解」 暫くするとプロリックガス爆弾と呼ばれる小型爆弾が、UFOを連想させられるエイのような戦闘機から投下された。 この爆弾は、地表ぎりぎりのところで鈍い音を発すると、何も破壊させない代わりに紫の煙を辺りに充満させた。 「投下完了。帰還します」 プロリックガス……近年、究極の生物兵器として、戦闘兵器の主役へと躍り出てきている。 このガスの特徴は、人間を始めとする動物の神経を麻痺させ、その動きを完全に止める効果がありながら、植物など他の環境に対しては全くの無害。
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