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しかし、そんな簡単にはいかない。
「悪の国」はそんな事態になることを既に想定していたのである。
むしろ好機とも思っていた。
秘密裏に開発していたプロリックガスを実戦投入するよい機会だからである。
「悪の国」は「正義の国」が宣戦布告するのを待たずして、大量のプロリックガス爆弾を投下した。
効果覿面。
最初の攻撃で人口の半分ほどの人間の動きを止めることに成功した。
「正義の国」も反撃を開始。
その時は既に一国間の戦争では収まらず、主要国の全てが「正義の国」「悪の国」のいずれかの陣営に加わりその戦火が拡大していった。
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