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それは非常にありがたい提案だ。
また階段を上ってねーちゃんに聞きに行くという手間が省ける。
それに疲れていたため、これ以上上り下りをしたくなかった。
そういったこともあってとても嬉しい提案なのだが・・・・・・
「・・・・・・?」
メッチャ緊張します!!
今まで女友達と一緒に帰ることはあった。
けど、そいつらはあくまでも友達。
一線を越えた感情もなければ、当然緊張することもなかった。
それに対して、今目の前にいる少女はどうだろうか。
今までの女友達と違って初対面の人だ。
それになのに俺に対してこんな優しい言葉をかけてくれる。
それに加えて大人っぽいしっかりした性格なのにちょっと年下にも感じる容姿。
なにより、今も首を傾げてこっちを見ている姿がかわいい。
俺の女友達はこんなんじゃなかったからな。
なんていうか・・・・・・、たくましい?
それこそ男友達のように気軽に話せた。
だけど伊東さんかわいいもんな。
ただでさえこんなかわいいのに、制服効果?
かわいさ二乗って感じだ。
これが巷で言う制服萌えってやつだろうか?
これでもっとかわいい制服だったら俺は会話できなかっただろう。
「───あの、」
「えっ?」
目の前で伊東さんはもじもじしながら上目遣いでこちらを見てきた。
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