過去―思い出。
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永恋は泣いたまま、 俺は黙ったまま煙草を吸う。 ー30分ぐらい経っただろうか。 永恋が口を開いた。 「黒日春瀬…」 俺「ん、何?」 永「タオル、びしょびしょになった…」 俺「は…?」 予想外の言葉に少しびっくりした。 永「怒ってる…?」 俺「…」 あの冷たい、永恋が こんな台詞を言うのかと 思えば可笑しくなる。
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