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少年は車のドアを破壊し、少女を解放した。
「あ、ありがとうございます。」
と少女は言った。
少年は少女を見て言う。
「このことは誰にも言うな。言ったら殺す。」
少女は少しばかりビックリするが、頷いた。
少年は少女の手を引っ張り、外に連れ出したのだ。
「早く帰れ。」
「あなたの名前を教えて下さい!今度是非お礼をしたいので!」
「佐上 幸助。 礼はいらない。とにかく帰ってくれ。」
幸助は突き放すように言ったが食い下がる雰囲気はなかった。
「私は明石 麗奈です。どうしてもお礼が…」
「そうか。ではまたな。」
幸助はタクシーを呼び、明石の言うことを無視し、帰って行った。
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