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side:迦空羅
何の為の侵略か。
ただ領土を拡大する事だけが目的ではない、それとはまた違った別の何かが見え隠れする。
テンペスタ皇国の暴虐を阻止する為、それらの計画を1つずつ潰していく。
人々を支配から解放し、自由を与える事が我らの使命であり、希望の為に戦い続けている。
多くのアサシン達が傷つき、命を落とし、それでも尚先の見えない終結。
この戦いは何時まで続くのか、ただ無意味な抵抗ではないのか、そんな想いが頭の片隅を過ぎってしまう。
そんな時傍にいるのは、我が息子・夜叉ではなく、まだ若いアサシンの一人・緋炎だった。
一点の曇りもないその綺麗な瞳を覗いていると、迷いや不安が晴れるような気がして、彼を心の寄り処として傍に置くようになった。
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