━第1話━

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「…もしもし。」 『あやみ~今どこ?家?』 「コンビニ出たとこ。」 『部屋片付いたの?片付いてなかったら手伝ってあげようと思ってんだけど。』 「あ、さっき終わったの。お腹空いたからコンビニ行ってた。」 『なんだ~。そうなの~』と少し残念そうに話す電話の相手は私の親友、木崎奈々。 高校で知り合った友達。卒業して2年経った今でも連絡を取り合って週に1回は絶対会うようにしてる。 それぐらい仲良し。 『わたしもご飯まだなんだけど、家来る?』 左手に持っていたコンビニの袋を見つめながらも、「行く」と返事をした。
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