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「…もしもし。」
『あやみ~今どこ?家?』
「コンビニ出たとこ。」
『部屋片付いたの?片付いてなかったら手伝ってあげようと思ってんだけど。』
「あ、さっき終わったの。お腹空いたからコンビニ行ってた。」
『なんだ~。そうなの~』と少し残念そうに話す電話の相手は私の親友、木崎奈々。
高校で知り合った友達。卒業して2年経った今でも連絡を取り合って週に1回は絶対会うようにしてる。
それぐらい仲良し。
『わたしもご飯まだなんだけど、家来る?』
左手に持っていたコンビニの袋を見つめながらも、「行く」と返事をした。
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