獣医の異世界冒険録

乱入………だと………嘘……だろ

ﾘｭｰﾄ｢とりあえず、俺は､ｴｲｼﾞ先生を保健室に連れてくから……俺が戻るまで教室で自習だ｣

ｶﾞｲﾙ｢は～い………｣

ﾐﾗ｢戻ろ……ﾐｰちゃんも………ﾚﾐｨちゃんも｣
ﾐﾚｰﾇ｢そうね……｣

ﾚﾐｴﾙ｢ｴｲｼﾞ先生､一体何者かしら……………もしかして……『龍聖の獣医』様…………だとしたら………きゃ～｣

ﾚﾐｴﾙの『もしかしての妄想』がその通りで有る事は、今はまだ知らない………そして、それを遠巻きに聞いていたﾘｭｰﾄ先生は…………

ﾘｭｰﾄ｢ｴｲｼﾞ先生､起きてからが修羅場ですよ………｣

　　　　　　　保健室

ﾘｭｰﾄ｢紅角先生､急患ですっ!!｣

紅角｢ﾌﾘｯｸとの､決闘でか？｣

ﾘｭｰﾄ｢はい!｣

紅角｢ﾘｭｰﾄ先生､そこのﾍﾞｯﾄﾞに､寝かせてくれ……で、倒れた時の容態は？｣

ﾘｭｰﾄ｢脚と腕の筋が千切れて､更に吐血か喀血かは解らないのですが、咳の後に、血を吐いてしまったようです…｣

紅角｢そうか……ん?……内臓の傷はねぇぞ、後、筋の方も大体治ってる…｣

ｴｲｼﾞ｢ん･……うぁぁ……見知らぬ天井だ｣

ﾘｭｰﾄ｢ｴｲｼﾞ先生､此方の女性が、この魔術学園の保険婦の、紅角　彩矢(ｺｳｽﾞﾐ ｱﾔ)さんです｣