そして、全てを知る

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外に女とは? 頭は既にパンク気味だ。 フレイヤ姉様の言葉は分からない物が多い。 「よく女の武器を全面に押し出していく女は嫌だどか何とか言う女がいるけど、あたしはどこが悪いと問いたい!!」 それでも熱く語るフレイヤ姉様に終始無言。 だから、フレイヤ姉様。 女の武器って何? 質問さえ受け付けないような熱弁っぷりに少し引いてしまう。 いや、駄目だ。 フレイヤ姉様は私の為にこんなに語ってくれているのだから。 「使えるもんは使わなきゃでしょう!? 本当に欲しいものは形振り構わず取りに行かなきゃ、手に入いんないもんよ。」 それは分かる。 欲しいもの。 これはゲンのことだろ? 「と、いうわけで、ギアローゼちゃん。色仕掛け、いってみましょうか?」 うん。 あとでナーヤに分かりやすく説明してもらおう。 ちらりと横を見れば、呆れ顔でフレイヤ姉様を見上げている。 その態度に呆れているのか、話の内容に呆れているのか。 ナーヤはフレイヤ姉様の話を理解している気がする。 反対しないということはおかしな話ではないのだろう。 「分かった、フレイヤ姉様。私、色仕掛けとやらを頑張る。」
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