女顔の不良登場!の巻

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「あ、いやいや、なんでもないですっ」 私は動揺して後ろにあとずさった。 「…そう?ならいいんだけど。なんかボーっとしてたからさ」 隼人くんはそう言って、再び本に視線を戻した。 隼人くんは、私より一つ年上の二年生。 最初に出会った頃はちゃんと「先輩」と呼んでいたけど、隼人くんが、「名前だけでいいよ」って言ってくれたんだ。 私はもともと静かな場所が好きで、ここに来たら、隼人くんがいて…… その時からだよ…私は彼に一目惚れしちゃったんだ。
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