新たな出会い

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「あ、あの唯が口で負けただと?」 驚きを隠せない海斗。仕方がないのか? 「七瀬、媛華に変なことしたら只じゃ済まさないから」 「んなことするかよ」 そう言うと神田は「そう」と言って教室に帰っていった。 「じゃあ俺らも行くわ」 神田に続いて海斗達も帰っていった。 「なぁ、彩内なんでお前までさぼるんだ?」 こんなに優等生っぽいのに。俺は疑問だらけだった。 すると彩内は、顔を赤らめながら 「まだ今朝のお礼ちゃんとしてませんし。少し……べりでも…」 後ろの方はうまく聞き取れなかった。 「礼なら言われる筋合いはねぇよ、あいつらが邪魔だっただけだ」 完全に照れ隠しでした。 「ふふ、そうですか」 「な、何笑ってんだよ」 「ふぁ、ご、ごめんなさい」 あわててあやまる、彩内をかわいいと思ってしまう。 だってかわいいんだもん、仕方ないじゃん…
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