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「で、この後どーすんだ?」
「昼まで寝る」
「あそ、じゃあ俺もそうすっかな」
俺と海斗は昼まで寝ることにした。
「ふわぁぁぁ、よく寝た」
起きた俺は時間を確認すると12時半前。丁度良いぐらいに目が覚めたらしい。
「おい海斗、昼だぞ」
俺は海斗を起こしにかかるが、「後五年」とか言い出したので、放置することにした。
とりあえず飯を取りに教室まで戻る。すると、
「やっと帰って来たわね、七瀬ぇ」
「そこには怒り狂った鬼がいました。」
「誰が鬼だ」
「おっと、つい口が滑った」
俺は弁当を取ると屋上に行こうとした。
が、首根っこを掴まれる。
「ドコニイクキカナ?」
こ、こいつ、目が据わってねぇ。
「飯食いに屋上に行くんだよ」
「なら私達もいく。ね、媛華」
「ふぇ?えぇぇぇぇぇ!」
「おい、彩内、完全に嫌がってるじゃねぇか」
「あっちゃぁ、いいわ。今日は見逃してあげる。でも次は覚悟しておく事ね」
何を覚悟するんだよ。そう言って神田は彩内を追いかけて行った。
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