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「だからごめんって......」 「信じらんないっ!マジ最低っ!」 「だから謝ってんじゃん......」 「てかあっち行ってよっ!石田のバカッ!」 「......梨花ぁ......」 大きな身体を思いきり小さくさせて、両手を顔の前で合わせている石田くん。 そして、さっきから、大好きなカレーパンを食べる事も忘れて、怒り狂っている梨花。 そしてなぜか、いつもは来ないはずの屋上にやって来て、私の隣りに座ってお弁当を食べている吉岡くん...... なんだろう、この状況...... 私はこの不思議な状況の中、怒鳴っている梨花にビクビクしながら、こっそりクリームパンの袋を開けた。 .
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