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「まぁ本人は、すっぽかしたんじゃなくて寝過ごしただけ、って言ってたけど......２時間遅れて行ったら、相澤怒って帰っちゃってた、って」
「......」
当たり前だよ、石田くん......
私は梨花に激しく同情した。
あのピンクの花柄スカートを履いて、きっと梨花は、ドキドキしながら石田くんを待っていたのだと思う。
でも......
「助けてあげないの？石田くんの事。せっかくついて来たのに......」
土下座をするのではないかという勢いで、必死で梨花に謝っている石田くんを見ながら尋ねた私に、
「どう考えても石田が悪いだろ？初めから助けるつもりなんかないよ？」
吉岡くんが、にっこりと微笑む。
......怖っ！
私は今度は石田くんに同情した。
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