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日曜の夜。
中間テストに向けて自宅で勉強していた私は、途中、祐ちゃんに呼び出され、タクシーで駅前に向かっていた。
珍しく、家ではなく外で飲んでいたらしい祐ちゃんから電話があったのは、今から10分程前。
「すみません、できるだけ急いでもらってもいいですか?」
大した距離でもないのに申し訳ないと思いながらも、運転手のおじさんにお願いすると、
「お姉ちゃん、待ち合わせ?」
おじさんは、にこりと笑ってスピードを上げてくれた。
日曜の夜7時過ぎの道路は、さほど混雑していなかった。
到着してすぐに、私は、駅前で一カ所しかない喫煙所に向かった。
案の定、そこには、携帯を弄りながらタバコを吸っている、祐ちゃんの姿が見える。
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