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「あの、ここだったんだね、吉岡くんがバイトしてたのって」
「......」
戸惑いながらも、必死で笑顔を作り、声をかけた私に、吉岡くんは、何も答えなかった。
「......知らなくて、私」
「......」
「......聞いた事、なかったから......」
「......」
まるで私の声が聞こえていないかのように黙々と商品を打ち続けている彼に、私の声が、だんだん小さくなる。
「......あの、大変だよね......」
「......」
「あの、休みの日に、こんな時間まで......」
「なんで」
何も話してくれない彼に不安が募っていた私の声を、吉岡くんは、突然止めた。
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