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「あ、うん、大したこと......」
「熱はあるの?」
「え?......っと......」
「頭、痛い?」
「......あの......」
「喉が痛いとか?」
「あ、の......」
「咳は?ひどいの?」
「......」
なんか、そんなに心配されると......
予想以上に心配してくれる吉岡くんに、思わず戸惑ってしまう。
「あの......ホントに、大したこと......」
「薬、飲んだの?」
ど、どうしよう......
「......あの、ちょっと待っ......」
「ご飯は?食べれてる?」
「あの、吉岡く......」
「お腹とか、痛くない?」
ま、待って、吉岡くん......
「保健室、行く?」
あまりにも心配され過ぎて、心苦しくなってしまった私は、
「あのっ、ごっ、ごめんなさいっ!」
ついに、彼に向かい、パッと手の平を向けた。
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