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『つーかさ、尚ちゃんて、彼氏いんの?』
『あっ、それ俺も聞きたいっ!』
『うるせぇよ、俺が話してんだよ。てめぇは耳塞いでろ』
『おまっ......祐也!尚ちゃんを独り占めすんなっ!』
『って、ちょっとそこ!私を放置しないでくれますっ!?』
三人のやり取りがおかしくて、ついプッと吹き出してしまう。
『......あ、やっと笑った』
『......え?』
思わずジッと彼の目を見つめた私に、
『さっきから......なんか、寂しそうにカレー食ってっからさ』
祐ちゃんは、私の隣りで、小さく微笑んだ。
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