1572人が本棚に入れています
本棚に追加
「お前から連絡してくんの珍しいじゃん。ヤりたくなったのかよ」
タバコを手にしながら、床に胡座をかいていた祐ちゃんは、少し酔った様子で、小さく笑いながら言った。
絵里さんと電話で話したあの日から、今日で、4日目。
30分程前に散々迷って送った『今から会えますか?』という私のメールに、祐ちゃんは『くれば』と、あっさり返信して来た。
私はあれから、何度も、ベットの中で......お風呂の中で......授業中だって、必死で頭の中を整理した。
......いや、しようとした。
けれど、考えれば考える程、私の頭の中は、わからない事だらけでいっぱいになった。
......もし、祐ちゃんと絵里さんが......
そしたら、私は......
不安に押し潰されそうになりながらも......私は、本当の事が、知りたかった。
.
最初のコメントを投稿しよう!